男性型脱毛症による毛髪の減少は医師の処方箋が決め手

男性の抜け毛、薄毛の進行は、早い人だと20代から顕著に症状があらわれはじめます。男性型脱毛症とよばれるもので、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストテスロンが毛乳頭の中のレセプターと結びつくことで、タンパク質の合成が阻害され毛髪の成長サイクルが短くなり、それによって引き起こされます。個人差はありますが、たいてい前頭部や頭頂部にこの男性ホルモンの影響を受けやすいレセプターが多いため、特にこれらの部分の毛髪の減少が目立つのです。抜け毛を予防し再び発毛させるには、毛髪の成長サイクルを正常な状態に戻すことが重要で、原因であるジヒドロテストテスロンの生成を抑制する働きを持つ成分フィナステリドを含む錠剤を服用することが、男性型脱毛症に対して有効な治療法と認められています。その錠剤である「プロペシア」は、一般の薬局では発売されておらず、購入するには医師の処方箋が必要になります。処方箋がなくてもネット販売などでフィナステリドの入った海外製の錠剤を手にすることもできますが、あまり質のよくないものや全くの偽物をつかんでしまう可能性もあり、効果がないばかりかひどい場合、深刻な副作用が出てしまうこともあります。
安心して使用するにはやはり医師に診てもらい、処方箋を受けるべきなのですが、実は今のところ男性型脱毛症の治療は自由診療ですので、保険が使えません。そのため、ある程度の費用がかかってしまいます。プロペシアは一日一粒服用しますが、だいたい一粒あたり250~350円です。それに毎回の診断料やその他の育毛剤などを処方してもらうとなると、毎月1万円以上は必要になります。ネット販売などでの格安な品が魅力的にうつってしまいますが、それでも安全のことを考えると、医師の診断を受けた方がよいでしょう。最近ではプロペシアのジェネリック品もありますので、それを処方してもらえば2~3割は費用を抑えることができます。